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鳥海山
秋田県との県境にある秀峰「鳥海山」と裾野に広がる「庄内平野」
Sakata City Location

酒田市の紹介

~ 山と海と川と肥沃な平野、豊かな自然環境に恵まれたまち ~

 酒田市は、山形県の北西部、庄内地方の北部に位置する人口約10万人の都市です。
 北に出羽富士「鳥海山」、南に古からの信仰の山「出羽三山」を望み、山形県の母なる川「最上川」が肥沃な「庄内平野」を育み、西の「日本海」に注いでいます。豊かな土壌と日本海の海の幸に恵まれた日本有数の米どころで、庄内米や地酒も全国的に知られています。
 2005年(平成17年)11月1日、港湾都市として発展してきた酒田市、鳥海山の自然に富んだ八幡町、出羽松山藩の城下町の歴史と文化が薫る松山町、緑と水にあふれ里山の姿を残す平田町の1市3町が合併し、「酒田市」が誕生しました。

 
 
日和山公園
日和山公園の修景池に浮かぶ北前船(1/2スケール模型)

 

~ 酒田港を中心に発展してきた歴史的文化が薫るまち ~

 酒田は、古くから日本海の海上交易と最上川の舟運の要として発展してきました。開港から500年を迎えた「酒田港」は、江戸時代に米どころ庄内と天下の台所・大坂を結ぶ北前船が往来する物流の拠点として発展し、その繁栄ぶりは「西の堺、東の酒田」とも謳われました。商業活動が活発になり豪商が次々と出現。華やかで自由闊達な湊町文化が形成され、現在も上方との交流のなごりが言葉や食べ物、文化の中に残っています。

山居倉庫

明治26年に建てられた米保管倉庫で、今も現役。「おしん」のロケ地としても有名。

酒田舞娘 ©相馬樓

かつての料亭を改装した「相馬樓」で披露される酒田舞娘の踊り。上方文化が今も息づく。

旧鐙屋

国指定史跡「旧鐙屋」。まちの礎を築いた酒田三十六人衆(廻船問屋)の繁栄を今に伝える。

(むきそば)

京都の精進料理がルーツの郷土料理「むきそば」。食文化も交易がもたらした。

 

~ 豊かな風土と人が地域をつくる公益のまち ~

 「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と謳われた酒田の豪商、本間家。その中興の祖として知られる三代当主光丘(1733年~1801年)は、数々の公共事業を通して酒田の発展に尽くしました。その偉業のひとつが、多くの私財を投じ市民らと力を合わせて行った酒田西浜への防砂林の植林事業です。飛砂の害から人々の暮らしを守っただけでなく、海岸沿いに白砂青松の美観をもたらしました。
 光丘から受け継いできた「公益の心」は、本市の人々の多くに深く浸透しています。2001年(平成13年)には全国初の「公益学」を学ぶ大学として東北公益文科大学が開学しました。世代を超えて学び合い交流することで、活力あふれる「公益のまちづくり」を官民学が一体となって進めています。

庄内砂丘とクロマツ林
長さ日本一の庄内砂丘と、公益の心が育んだクロマツ林