更新日:2021年3月10日
ご家庭でご利用いただいている水道水は、水質基準による検査を行い、安全には十分留意して、無色透明な状態でお届けしております。
ただし、ごくまれに下記のような色が出ることがあります。
その原因と対策について例示しましたので、ご参照ください。
なお、水道水の色に異常が見受けられ、ご不明な点がありましたら、上下水道部工務課施設係(22-1805)にお問い合わせください。
1.給水管に亜鉛メッキ鋼管が使用されているとき
2.継ぎ手などの一部に鋼管の材料が使用されているとき
3.硬質塩ビライニング鋼管布設時の加工に不備があるとき
などに起こります。
その原因は、露出した鉄面が空気中で錆びるのと同様に、水中でも徐々に錆び、この錆が水の使い始めに赤水となって出てくるためです。
給水管に原因のある場合は、管などの交換を検討する必要があります。
お近くの酒田市指定給水装置工事事業者にご相談ください。
コップに水を取り、明らかに赤いときは、しばらく流してから使用し、飲用を避けるようにしてください。この時の放流水は、植木や庭への水まき、雑用水などに利用してください。
鉄は人体にとって必須元素で、成人男性は1日に10ミリグラム、成人女性は12ミリグラムが必要とされる成分です。
鉄の水質基準は1リットル当たり0.3ミリグラム以下となっており、鉄が1リットル当たり0.3ミリグラムを超えて含まれていると、水が赤く着色して見え、味が悪くなります。
1.蛇口の上部から空気を吸い込んだ場合
2.水に溶け込んでいる空気や微量の炭酸ガスが水道管内で加圧され、開栓時に減圧されることにより、気泡となって出てくるものです。
この場合の気泡は、微細で米のとぎ汁のような白い水になりますが、コップにとって数分放置しておくと、下の方から澄んできます。健康には影響がありません。
しばらく流すとおさまります。
特に地下水は、水に含まれる炭酸ガスの影響で水が白くなることがあります。また水温が高いときに起こりやすい傾向があります。
浴槽の中やタイルの目地などが青くなるのは、給水管や給湯器から溶け出した微量の銅イオンが、せっけんや垢に含まれる脂肪酸などと反応し、水に溶けない青い「銅石鹸」を作るためです。
せっけん成分や湯あかが残らないように、こまめに浴槽の手入れをすることが大切です。
浴槽やタイルに、市販のアルカリ洗剤を少量滴下してから、スポンジ等でよくこすり、食酢で中和させ、よく洗い流してください。
銅は人体に必要な成分のひとつで、食物などから1日に取る量が、2から5ミリグラムと言われています。銅の水質基準の値は、1リットル当たり1.0ミリグラム以下となっており、これは水の味を悪くしたり、布類、タオルを青くすることのないように決められた値です。