更新日:2025年8月1日
プレコンセプションケアのプレ(pre)は「~の前」、コンセプション(conception)は「妊娠・受胎」のことで、プレコンセプションケアとは「妊娠前からの健康づくり」を意味します。
若い世代の男女が妊娠・出産を含めた将来のライフプランを考えながら、自分たちの生活や健康に向き合うことです。
妊娠・出産には適切な時期があり、また健康であることも大切です。
若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などからリスクの高い妊娠が増加しています。
また、「生理不順を放置していた」「生理痛を我慢していた」等が将来の不妊の原因になることがあります。
妊娠前からプレコンセプションケアを行い、健康状態を整えることが、健やかな妊娠・出産や生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。

(引用:国立研究開発法人 国立成育医療センターホームページ)
まずは、プレコンセプションケアシートを用いて、現在の自分の健康状態について振り返りましょう。
そして当てはまる項目を1つずつ増やしていきましょう。チェックシートは女性用、男性用があります。


(引用:国立研究開発法人 国立成育医療センターホームページ)
酒田市では令和6年3月に、健康でいつまでも私らしく暮らせるまち酒田」を基本理念とする、さかた健康づくりビジョン【健康さかた21計画(第4期)】・【酒田市自殺対策計画(第2期)】」を策定し、本市の状況に応じた施策を展開しています。
市民の皆様一人ひとりが日頃から自分の健康について考え、生活習慣を見直し、健康増進に取り組むことを推進しており、プレコンセプションケアの内容と共通する取り組みも含まれております。
若いうちから健康的な習慣を身につけることが、プレコンセプションケアの第一歩です。
さかた健康づくりビジョン【健康さかた21計画(第4期)】・【酒田市自殺対策計画(第2期)】
BMI(ボディ・マス・インデックス)は国際的に使われている肥満度を表す指標です。
若い女性のやせ(BMI18.5未満)は、貧血、骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児
等の要因になります。
肥満(BMI25以上)は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等などのリスクを高めます。男性の肥満も
不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
ご自身のBMIを確認してみましょう。
●BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
1食で「主食」「主菜」「副菜」が揃うことが理想です
・「主食」ご飯やパン、麺類等 “エネルギー源となる”
・「主菜」たんぱく質を多く含む肉や魚、卵、大豆製品等 “血液や筋肉を作る”
・「副菜」ビタミンやミネラルを含む野菜やきのこ類等 “からだの調子を整える”
「主食」「主菜」「副菜」に、牛乳やチーズなどの乳製品と果物も取り入れると、幅広い栄養素が摂れ
るバランスの良い食事になります。
妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖
障害(受胎後およそ28日に起こる先天異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤など)の予防につながりま
す。
妊娠の1か月以上前から、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、モロヘイヤ等の緑黄色野菜、
納豆、枝豆、鶏レバー、焼き海苔等を積極的に摂取し、サプリメントも上手に活用しながら葉酸(1日
400μg)を摂取しましょう。
適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高
まります。
また、運動はこころの状態にも良い影響を与えます。健康維持やストレス解消のためにも、余暇時
間を確保し体を動かしましょう。
個人差や環境にもよりますが、理想的な睡眠時間は6時間から8時間といわれています。質の良い
睡眠は、ホルモンバランスを整えます。また、日中の心身の疲労の回復を促し、生活習慣病等、さま
ざまな病気の予防につながります。
現代社会はストレスが多く、こころの不調を抱えることもあるでしょう。まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。ストレスをため込まないように、自分にあったストレス解消法を見つけておきましょう。
ストレスが強く、心身に不調を感じる時は、一人で悩まず、周囲の人や相談窓口、医療機関に相談しましょう。
たばこはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産死産、早産、低出生体重(赤ちゃんの出生時体重が2,500グラム未満)を引き起こす可能性があります。
受動喫煙も健康に影響を及ぼすため、家族やパートナー等、身近な人の禁煙も大切です。
厚生労働省によると、“節度ある適度な飲酒量”は、純アルコールで20g(ビール500ml、7%チューハイ350ml等)としています。ただし、個人差があり、体質的にお酒に弱い人、女性、高齢者はアルコールの分解速度が遅く、影響を受けやすいため、10g程度にすることが推奨されています。
また、妊娠中の飲酒は、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにし、妊娠中は禁酒が原則です。
お口の健康は全身の健康につながっています。デンタルフロス、歯間ブラシなど口腔ケア用具を使ったセルフケアも歯周病予防に効果的です。
普段から、かかりつけ歯科医を持ち、定期的な歯科受診を習慣にしましょう
節目の年齢の市民の方に歯周疾患検診を実施しております。
生活習慣病やがんは、早期発見・早期治療が有効です。学校や勤務先、自治体による健康診断は、自覚症状がなくても、必ず受けましょう。
女性は20歳から子宮頸がん検診を、40歳からは乳がん受診を受診しましょう。
学校や勤務先による健康診断がない16~39歳の市民の方に若年者健診を実施しております。
子宮頸がんは、そのほとんどがHPVの感染が原因で起こりますが、HPVの感染を防ぐ「HPVワクチン」の接種により、発症のリスクを低くすることができます。
風しんは、特に妊娠初期に感染すると新生児に難聴や白内障、心疾患などの「先天性風しん症候群」
を発症するおそれがあります。風疹は本人も気づかないうちにかかっていることがあるので、注意が
必要です。女性だけでなくパートナーや家族もワクチンを接種して、妊婦さんに感染させない環境づ
くりが大切です。
からだや性・妊娠などに関する正しい情報や相談窓口などを紹介しています
スマート保健相談室-若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト(こども家庭庁)
妊娠、避妊、不妊、婦人科疾患、更年期障害、性感染症など、女性の心身の健康に関する一般的な相談に応じています
酒田市こども家庭センターぎゅっと 電話:0234-26-4199 (平日8:30~17:15)
酒田市健康課 電話:0234-24-5733 (平日8:30~17:15)