本市を代表する眺望景観として、(1)鳥海山の眺望景観 (2)庄内平野の眺望景観 (3)最上川の眺望景観 (4)日本海の眺望景観の4つがあります。これら優れた眺望景観を維持・保全し、良好な景観形成を推進するため、市内で優れた眺望景観を眺望できる場所を「眺望点」に指定しました。
眺望点の指定にあたっては、酒田市景観条例および酒田市景観条例施行規則の中に指定の条件が次のように定められていることから、それらを踏まえ指定箇所を決定しました。
現在、7地点9か所の眺望点を指定しています
眺望点ガイドブック
(1)酒田市美術館及び出羽遊心館
(2)九木原公園
(3)中の口橋
(4)眺海の森:さんさん付近、中央広場付近
(5)飛島
(6)アイアイひらた
(7)日和山公園
「酒田市美術館、出羽遊心館から見る鳥海山の眺望」
新たな都市景観を創出した飯森山地区において、文化拠点となっている酒田市美術館と出羽遊心館。その庭園から望む酒田市街地と地域のシンボル「鳥海山」の秀麗な姿は、まさに一幅のアートです。この美しい眺望景観を今後とも守り続けていきたいものです。
「九木原公園から見る鳥海山の眺望」
川南地区からは、最上川の対岸に酒田市街地、そしてその背後に地域のシンボル「鳥海山」の秀麗な姿を望むことができます。
九木原公園はこの美しい景観を眺望できる絶好のポイントであり、今後ともこの眺望景観を守り続けていきたいものです。
「中の口橋から見る新井田川と鳥海山の眺望」
市街地を流れる新井田川は、かつては川遊びもできるきれいな川でしたが、その後都市化などにより川の水質悪化が進んでしまいました。近年は近隣住民や事業者の活発な美化活動により、川沿いもきれいに整備され、季節の花々が美しく咲くようになっています。昔の姿を取り戻しつつある新井田川と川越しに見る鳥海山は、市街地における良好な眺望景観として、川沿いの建築物景観を含め、これからも守り育てていく必要があります。
「眺海の森から見る庄内平野と最上川、鳥海山の眺望」
松山地区と平田地区にまたがる「眺海の森」は、標高200メートルから300メートルの丘陵地帯という立地から、北に出羽富士「鳥海山」、南に霊峰「月山」、西には広大な庄内平野と山形県の母なる川「最上川」、またその向うには日本海、飛島を眺めることもできます。
特に田植えの前後、水が張られた田と最上川が夕陽に紅く染まる景色は感動的で、ぜひこの美しい眺望景観を今後とも守り続けていきたいものです。
「飛島から見る日本海と鳥海山の眺望」
飛島は鳥海国定公園内に位置し、本県唯一の離島として、その豊かな自然と相まって、バードウォッチャーや釣り人に人気の場所です。日本海越しに望む鳥海山の眺望景観は、他では見ることのできないすばらしいものです。
「アイアイひらたから見る庄内平野と屋敷林の眺望」
稲穂たなびく庄内平野。その中に点在する集落と、集落を風から守る屋敷林。その向うには日本海を望むこともできます。本市を代表するこのすばらしい眺望景観は「農」と深く結びついているものであり、私たちはこの景観の価値を再認識するとともに、これからも大事に守り続けていかなければなりません。
「日和山展望台から見る日本海の眺望」
酒田港を望む高台に位置する日和山公園。その昔、船頭たちが日和を見たこの地は今、一帯が公園として整備されており、往時の港町の賑わいをしのばせる遺物も多数あります。米の積み出し港として栄えた当時とは、港の役割も大きく変わりましたが、酒田と各地をつなぐ海のルートの拠点としての役割は、これからも形を変えながら続いていきます。酒田の歴史を見守り続けてきた日和山、そこから見える景観は、酒田の昔、今、そして未来を映すものであり、大事にしていきたい景観です。
企画部 都市デザイン課 都市計画係
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