更新日:2023年11月15日
主な侵入防止柵の種類や管理のポイント等は以下のURLを参照ください。
防護柵の種類と管理のポイント(野生鳥獣被害防止マニュアル抜粋)(PDF:9,982KB)
その他のポイント等は、以下に記載した点を参考にしてください。
クマやイノシシ等は毛皮が厚く、有刺鉄線の棘では、それほど痛みを感じないため、防止効果は低いといわれます。また、有刺鉄線は柔軟性があるため、くぐり抜けられることもあります。
トタン板の向こう側が見えないという不安感から視覚的な遮断効果があること、材料費が安く済むという利点があります。しかし、飛び越える、押し倒す等して侵入されることがあります。
建設用資材の一つで,丈夫な鋼線を縦横に溶接したものです。強度があり、効果も認められるため、全国的に広く用いられています。
また、柵の上部を外側に折り返すことで、柵を高く見せることができるので、飛び越し防止の効果が期待できます。短所としては、柵の向こう側を見通せる形状から視覚的に警戒させにくいため、繰り返し進入を試みられること、また、高さが低いと、飛び越えられることや、目合いが大き過ぎると幼獣が通り抜けてしまうことです。
強度が高く、侵入防止効果は高いこと、耐久性が高いことから耐用年数が長いことがメリットです。ワイヤーメッシュと同様、柵の上部を外側に折り返すことで、飛び越し防止の効果が期待できます。短所としては、地際の補強がしっかりしていないと、下から侵入される恐れがあること、網目が大きいと幼獣が通り抜ける恐れがあることです。
柔軟性のある構造から、侵入防止効果は高いといわれ、起伏の多い場所でも設置がしやすいというメリットもあります。網目の細かいものにすれば目隠し効果も期待できますが、短所としては、ワイヤーメッシュと同様、視覚的遮断効果がないことや、網目を押し広げられたり、噛み破られたりする場合があることです。
侵入しようとする獣類に電気ショックを与えるもので、適正に設置・管理できれば、高い効果が期待できます。しかし、漏電防止などのため、周辺の草刈り等に労力がかかること、費用が割高であることがデメリットですが、広く用いられている防御対策になります。
※電気柵等については市の補助制度もありますので、こちらを参照してください。
各種の侵入防止柵がありますが、設置した後も、破損や歪み、柵の地際の掘り返しなど、定期的にチェックすることが必要です。トタンやネット、金網等を使用する場合は、下をくぐられないように、地面との接地部分を補強し、隙間を作らないようにします。
また、クマやイノシシ等は、藪や茂みに隠れながら農地等に近づき侵入します。柵の周辺の藪を刈り払うことにより、柵に近づきにくい環境ができます。
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