更新日:2025年10月2日
庄内文化賞は、庄内地方に居住し、文化芸術に関する活動又は、阿部次郎に関する研究において、優れた成果をあげた個人または団体を顕彰するもので、庄内地方の文化および芸術の振興に寄与することを目的としております。
酒田市教育委員会が昭和54年に制定して以来、令和6年度までに16団体と30人の方々が受賞されております。
令和7年度より、阿部次郎文化賞と統合し、本市出身の哲学者・阿部次郎先生の功績を顕彰する要素を含む、新たな文化賞として再編いたしました。
植松 芳平 氏 (鶴岡市新形町)
生涯学習施設「里仁館」の創設に携わり、庄内地方の歴史と文化に根差した講座を通じて、地域の文化的基盤の形成と交流の促進に尽力されました。
また、鶴岡市文化財保護審議会委員を歴任され、平成27年から令和7年6月まで会長を務められました。専門的知見をもって、名勝金峯山の保存活用計画の策定をはじめ、文化財の保護や郷土文化の継承に足跡を残されました。
さらに、鶴岡自然学習交流館「ほとりあ」館長として、自然学習の推進や後進の育成にも取り組まれました。
このように、庄内全域における学びと文化の振興に多大の貢献をされました。
阿部次郎文化賞は、本市出身の哲学者・阿部次郎先生に関する研究のほか、哲学、美学などの研究に実績が顕著な個人又は団体を顕彰するものです。昭和59年に旧松山町が制定、平成17年の合併後は酒田市が引き継ぎ、令和5年度まで4団体と23人の方々が受賞されました。
令和6年度は、顕彰事業の見直しのため賞を休止としておりましたが、令和7年度より「庄内文化賞」と統合することに決定いたしました。
今後は、庄内地域における文化芸術のさらなる振興を目指し、庄内文化賞の内部で引き続き阿部次郎先生の功績の顕彰を行っていきます。