脳脊髄液減少症について
更新日:2020年3月27日
脳脊髄液減少症とは
脳脊髄液減少症は、スポーツ外傷や転倒、交通事故などの強い衝撃等により、脳脊髄を覆っている膜が損傷を受け、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって様々な症状が起こる病気です。
頭、背中、尾てい骨を打つ等の強い衝撃を受けた後に頭痛やめまい、吐き気、強いだるさ等の症状が長引いたりする場合は早めに医療機関に相談してください。症状は数日から数か月後に発症する場合があり、他にも以下のような症状があります。
主な原因
スポーツ外傷
- ボールが頭に当たった
- 衝突して転んだ
- 鉄棒から落ちた
転倒事故
- 尻もちをついた
- 転んで頭を打った
交通事故
- 追突事故
- 接触事故
- 自転車転倒
主な症状
- 頭痛や首の痛みがとれない(特に立っている時)
- めまい、だるさ、吐き気が取れない
- 視力低下、聴力低下、耳鳴り、のどや顔面の違和感
- 集中力、思考力、、記憶力の低下
- 夜眠れないなど
このような症状が数か月続いている場合、脳脊髄液の減少が原因かもしれません。
医療情報
平成28年4月厚生労働省において「脳脊髄液漏出症」の治療に関するブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)が保険適用になりました。
山形県内で届出を行った医療機関は、山形県立中央病院(山形市青柳1800番地、電話番号023-685-2626)です。受診にあたっては必ず事前に病院にお問い合わせください。
脳脊髄液減少症についての情報の普及啓発
正しい知識の普及啓発のため、教育委員会と連携を図り市内中学校の教員、養護教諭、保護者および生徒へ情報を提供します。
