更新日:2024年12月4日
温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動するなどによって起こる健康被害のことを言います。失神したり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞を起こすことがあり、特に冬場に多く見られます。また、高齢者に多いのが特徴とされています。
高齢者は体温を調節する機能が低下しており、血圧の変化をきたしやすくなっています。また、高血圧や糖尿病、肥満体質の方も注意が必要です。
1.入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
・脱衣所や浴室を暖めることは、効果的なヒートショック対策の一つです。
2.湯温を41℃以下に設定しましょう
・お風呂の温度を41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
3.浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう
・急に立ち上がることにより、脳が貧血状態になり、一時的に意識を失うことがあります。
・浴槽で倒れて溺れる可能性がありますので、浴槽から出る時は、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がりましょう。
4.食後すぐの入浴や飲酒後の入浴は避けましょう
・食後は、血圧が下がりやすく意識を失うおそれがあるので、食後すぐの入浴は避けましょう。
・飲酒後、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
・体調の悪い時や、睡眠薬等を服用した後は入浴を避けましょう。
5.家族等がいる場合は一声かけてから入浴しましょう
・入浴中に体調の異変があった場合は、家族等に早期発見してもらうことが重要です。
・家族等は入浴中の高齢者に気を配り、少しでも異変を感じたら声を掛けるようにしましょう。
酒田地区広域行政組合 消防本部救急課 高度救急推進係
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