更新日:2022年8月30日
国内で使用されている新型コロナワクチンは、厚生労働省による薬事承認を受けており、安全性については一定の評価を与えられています。
ワクチンについては、接種によってもたらされるメリットとリスクがあります。その双方を理解したうえで、接種するかどうか判断することが大切です。
ワクチン接種による効果は下記のものがあります。
・感染予防効果
・発症予防効果
・重症化予防効果
ワクチン接種によって感染の可能性をゼロにするのは難しいですが、上記の効果の中で特に高いと言われているのは発症予防効果です。ワクチンの種類による効果の差、また変異したウイルスへの効果の差はありますが、接種後、抗体価が高いと言われる時期に関しては、おおむね高い発症予防効果が臨床試験によって認められています。
また重症化予防効果についても、ワクチンの種類を問わず高いとされています。
新型コロナワクチン接種の効果について詳しくはこちら(外部サイト)(厚生労働省ホームページ)を参照してください。
新型コロナワクチン接種に伴い、次のような副反応が発生する可能性があります。ただし、その多くは1日~数日で軽快します。
・接種部位の痛み ・疲労 ・頭痛 ・筋肉痛 ・悪寒 ・関節痛 ・下痢 ・発熱 ・接種部位の腫れ ・吐き気やおう吐 ・リンパ節症 ・発赤や紅斑 など
また接種時に、緊張などを原因とした血管迷走神経反射による体調不良や、ごくまれにアナフィラキシーなどのアレルギー反応が発生する場合があります。
厚生労働省では、ワクチンの接種後に生じ得る副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。
収集した報告については、厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価を行っています。
ワクチンの接種後には副反応を生じることがあり、副反応をなくすことは困難です。接種によって得られる利益と、副反応などのリスクを比較して接種の是非を判断する必要があります。
副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。厚生労働省では、透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。
詳細については、こちら(外部サイト)(厚生労働省ホームページ)を参照してください。
新型コロナワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまで明らかになっていない症状が出る可能性があります。
そのような点も理解のうえ、接種を検討してください。
極めてまれではあるものの、新型コロナワクチンの接種によって健康被害が生じたと厚生労働大臣が認めた場合に限り、国による予防接種健康被害救済制度(外部サイト)(厚生労働省ホームページ))の適用を受けられる場合があります。
新型コロナワクチンは、本人の意思で接種を判断してください。ワクチン接種は他人から強制されるものではありませんし、接種しないからといって不利益を与えるような取り扱いや言動をすることは絶対に許されません。
接種によってもたらされるメリットは大きいですが、重い症状が発生するなどのリスクも報告されています。その双方について理解の上、接種するかどうかの判断をお願いします。
市新型コロナワクチン予約・相談窓口
0120-362-350