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食中毒に注意しましょう

更新日:2023年12月4日

食中毒とは?

食中毒とは、食中毒を起こす細菌・ウイルスがついた食品や、有毒・有害な物質が含まれている食品を食べることによって、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐などの症状を起こすことです。
冬季ウイルス性食中毒の発生件数が多い季節です。原因となるウイルスはノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス等です。ウイルスは食品の中では増えません。食品に付着したウイルスは少量でも、人の体内に入ってから増殖し食中毒を引き起こします。

ウイルス性食中毒予防の4原則

  • ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
  • 食べものや調理器具にウイルスを「ひろげない」
  • 食べものにウイルスを「つけない」
  • 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」

ノロウイルスについて

原因は?

  • ウイルスを含む二枚貝(カキ等)を生や十分加熱せずに食べた場合
  • 感染している人の手を通じてウイルスが付着した食品を食べた場合
  • 感染している人の便や吐いたものを通じて感染する場合

予防のポイント

  • 「加熱」食品の中心温度85℃~90℃、90秒間以上の加熱
  • 「健康管理」症状がある人は直接食品を扱う作業をしない
  • 「手洗い」石鹸(ハンドソープ)を使った2度洗いでウイルスを洗い流す(アルコール消毒は効きにくい)
  • 「消毒」次亜塩素酸ナトリウムおよび煮沸による消毒

ノロウイルスについてより詳しく知りたい方はこちら

冬に発生しやすいウイルス性食中毒に関する啓発資料はこちら

アニサキスによる食中毒にご注意ください

年間を通してアニサキス(寄生虫)による食中毒が発生しています。魚の生食の際には十分ご注意ください。

家庭でも食中毒予防を

食中毒というと、レストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われがちですが、家庭でも発生する危険性が潜んでいます。
家庭での食中毒は、症状が軽いことや発症する人が1人や2人のことが多いことから、風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず重症化することもあります。

食中毒を防ぐ3原則

  • 細菌をつけない「清潔」
  • 細菌を増やさない「迅速・冷却」
  • 細菌を殺す「加熱」

家庭での食中毒予防 6つのポイント

食品の購入

  • 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入する。
  • 消費期限などの日付表示を確認して、購入する。
  • 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み持ち帰る。
  • 生ものや冷凍食品などは買い物の最後にして、購入したら寄り道せずにまっすく持ち帰る。

家庭での保存

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫、冷凍庫に入れる。
  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎには注意する。目安は7割程度。
  • 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に維持する。
  • 生肉や魚は容器等に入れ、他の食品と触れないように保存する。
  • 早めに使い切る。

下準備

  • 調理の前には手を洗う。
  • 生肉、魚、卵を取り扱った後は手を洗う。
  • 解凍は冷蔵庫や電子レンジで行う。(室温解凍では菌が増殖する)
  • 調理器具は清潔にする。包丁、まな板、ふきん、たわしなどは、使った後すぐ洗剤と流水でよく洗う。

調理

  • 食品の中心部まで十分加熱する。
    中心部の温度が75度で1分以上、ノロウイルスによる食中毒予防には85度で1分以上、カキなどの二枚貝は85度から90度以上で90秒以上加熱。
  • 調理途中に室温で放置しない。
  • 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器を使い調理時間に注意する。熱の伝わりにくいものは時々かき混ぜる。

食事

  • 食事の前には手を洗う。
  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付ける。
  • 調理後はすぐに食べる。
  • 焼肉やバーベキューなどでは、焼く箸と食べる箸を別々にする。

残り物

  • 冷蔵、冷凍保存は冷めやすいよう小分けする。
  • 残った食品を温め直すときも十分加熱する(中心部の温度が85度で1分以上)
  • 時間が過ぎたら、思い切って捨てる。

食中毒は、簡単な予防方法を守れば予防できます。もし、お腹が痛くなったり気持ちが悪くなったりしたら、かかりつけのお医者さんを受診しましょう。

ダウンロード

食中毒予防の普及啓発のため、ご利用ください。

春に多い食中毒(有毒植物)

夏~秋に多い食中毒(細菌性食中毒)

秋に発生しやすい食中毒(毒キノコによる食中毒)

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健康福祉部 健康課 健康係
〒998-0036 酒田市船場町二丁目1-30
電話:0234-24-5733 ファックス:0234-24-5778

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