食中毒とは、食中毒を起こす細菌・ウイルスがついた食品や、有毒・有害な物質が含まれている食品を食べることによって、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐などの症状を起こすことです。高温多湿な7月から9月は、食中毒を起こす細菌が増殖しやすい季節ですので、気を付けましょう!
食中毒というと、レストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われがちですが、家庭でも発生する危険性が潜んでいます。
家庭での食中毒は、症状が軽いことや発症する人が1人や2人のことが多いことから、風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず重症化することもあります。
- 細菌をつけない「清潔」
- 細菌を増やさない「迅速・冷却」
- 細菌を殺す「加熱」
- 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入する。
- 消費期限などの日付表示を確認して、購入する。
- 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み持ち帰る。
- 生ものや冷凍食品などは買い物の最後にして、購入したら寄り道せずにまっすく持ち帰る。
- 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫、冷凍庫に入れる。
- 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎには注意する。目安は7割程度。
- 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に維持する。
- 生肉や魚は容器等に入れ、他の食品と触れないように保存する。
- 早めに使い切る。
- 調理の前には手を洗う。
- 生肉、魚、卵を取り扱った後は手を洗う。
- 解凍は冷蔵庫や電子レンジで行う。(室温解凍では菌が増殖する)
- 調理器具は清潔にする。包丁、まな板、ふきん、たわしなどは、使った後すぐ洗剤と流水でよく洗う。
- 食品の中心部まで十分加熱する。
中心部の温度が75度で1分以上、ノロウイルスによる食中毒予防には85度で1分以上、カキなどの二枚貝は85度から90度以上で90秒以上加熱。 - 調理途中に室温で放置しない。
- 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器を使い調理時間に注意する。熱の伝わりにくいものは時々かき混ぜる。
- 食事の前には手を洗う。
- 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付ける。
- 調理後はすぐに食べる。
- 焼肉やバーベキューなどでは、焼く箸と食べる箸を別々にする。
- 冷蔵、冷凍保存は冷めやすいよう小分けする。
- 残った食品を温め直すときも十分加熱する(中心部の温度が85度で1分以上)
- 時間が過ぎたら、思い切って捨てる。
食中毒は、簡単な予防方法を守れば予防できます。もし、お腹が痛くなったり気持ちが悪くなったりしたら、かかりつけのお医者さんを受診しましょう。
食中毒予防の普及啓発のため、ご利用ください。
食中毒予防のポイント(酒田市)(PDF:1,712KB)
家庭でできる食中毒予防6つのポイント(厚生労働省)(PDF:1,010KB)
アニサキスによる食中毒を予防しましょう(厚生労働省)(PDF:153KB)
衛生的な手洗い(日本食品衛生協会)(PDF:384KB)
テイクアウト、デリバリー注意事項(飲食店向け)(厚生労働省)(PDF:173KB)
食中毒予防について(外部リンク:厚生労働省HP)
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