更新日:2020年1月27日
松山能は、松山藩主酒井忠恒(ただつね)の時代で寛文の頃(1660から)、江戸勤番の松山藩士が能楽を修得したことに始まった。明治維新後、武家から町方に伝わり演能団体「松諷社(しょうふうしゃ)」によって受け継がれ、昭和55年に県の無形民俗文化財に指定された。
定期的な演能としては、1月下旬に能関係者の追悼供養として小雪が舞う静寂の中上演される「まつやま大寒能」、昭和57年の歴史公園の竣工を記念し城門の前で上演される「羽州庄内松山城薪能」、松山藩創立期の祈願所だった皇大神社例祭の夜に上演奉納される「松山能」と、年3回行われます。