鉄道高速化講演会(平成28年2月5日開催)
更新日:2016年10月1日
鉄道講演会(平成28年2月5日)
平成28年2月5日に、山形新幹線庄内延伸の早期実現を目指す陸羽西線高速化促進市町村連絡協議会の主催により、鉄道講演会が響ホール(庄内町)で開催されました。
講師は国内外の高速鉄道整備の事情に精通した大阪産業大学工学部教授の波床正敏(はとこまさとし)氏。
会場(500名収容)を埋め尽くす皆様が来場し、「庄内への高速鉄道導入に向けて」の課題と展望を聴講しました。
講演要旨
- 全国的にみて、新幹線が通っていない都市は、人口が減少している傾向。
- 山形新幹線は、在来線を利用して走るフランスの高速鉄道「TGV」に似ている。フランスでは、時速250キロメートルクラスの高速新線の整備を図りながらも、整備可能な部分から在来線を活用し、順次高速化を進めてきた結果、ほぼ全ての10万人都市で「TGV」が運行している。しかし、在来線を活用してTGVを運行している部分でも高速線案を放棄しているわけでは無い。
羽越本線のフル規格整備新幹線化と山形新幹線の庄内延伸においても同様の考え方ができることを示唆。 - 国が実施する新潟-庄内間のフル規格化には1.2兆円の費用が必要となるが、国の財源は今後減少する見込み。一方、JR、地方が実施する新庄-庄内間のミニ新幹線の場合は350億円で整備が可能。JR東日本は、東北・上越新幹線の購入費用の分割払いが終了し、投資に好機となる。
- 山形新幹線庄内延伸に向けては、陸羽西線の乗継ぎ利便性を向上させるなど、利用者数を増加させる取組みが必要。
鉄道高速化講演会のお知らせ
国内外の高速鉄道整備の事情に詳しい大阪産業大学の波床正敏(はとこ まさとし)教授を講師に迎え、高速鉄道網整備の意義や今後の展望などを伺う講演会を開催します。
高速鉄道網整備とまちづくり、地方創生のため目指すべき方向性について一緒に考えましょう。
日時 | 2月5日(金曜)午後4時から5時30分 |
---|---|
場所 | 響ホール(庄内町) 〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字仲谷地280 |
対象 | どなたでも |
定員 | 先着500人 |
内容 | 新幹線ネットワーク整備の現状と課題(庄内への高速鉄道導入に向けて)
|
費用 | 無料 |
申込 | 1月29日(金曜)まで下記申込書にご記入のうえ、酒田市政策推進課までお申し込みください。 |
主催 | 陸羽西線高速化促進市町村連絡協議会 |
講師紹介
- 1968年生まれ
- 1991年京都大学工学部交通土木工学科卒業1993年に同大学大学院工学研究科修了後、株式会社三菱総合研究所員、大阪産業大学工学部准教授を経て、2011年4月より現職
- 北陸新幹線調査研究ワーキング委員(2002年・2003年)、北陸新幹線開業に向けた2次交通のあり方研究会座長(2006年・2007年)、並行在来線活用研究会座長(2012年・2013年)等を歴任
会場地図
地図のマーカーリスト
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
