更新日:2021年12月9日
当初、中高年齢者の移住に重点が置かれていた「生涯活躍のまち」は、地方公共団体からの意見や有識者による検討結果等に基づき、国の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、施策内容の見直しが図られました。新たな「生涯活躍のまち」は全世代・全員活躍型のコミュニティづくりとして、地方創生の観点から、制度の縦割りを超え、年齢や障がいの有無を問わず、移住者や関係人口、地元住民等を対象とした「誰もが居場所と役割を持つコミュニティづくり」を推進する施策と位置付けられています。
(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局ホームページ(外部サイト)より)
全世代・全員活躍型「生涯活躍のまち」のイメージ
「生涯活躍のまち」については、あらゆる人々が、移住・定住、関係人口を問わず「居場所」と「役割」をもって「つながり」、生涯を通じて健康でアクティブに活躍することで活性化するコミュニティづくりを目指す横断的な施策として新たにその位置づけを見直し、抜本的な強化を図ることとされました。
この取組をきっかけとして、地域の魅力・地域の力の掘り起しや再発見につなげる、あるいは他の政策や取組を巻き込む形で、それぞれの地域が活性化することが期待されています。
(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局「生涯活躍のまち」づくりに関するガイドライン(外部サイト)より)
本市では、移住施策の一環として検討を進め、平成30年度に基本計画を策定、内閣府より地域再生計画としての認定を受け事業を進めています。基本計画では「参加する暮らし」をコンセプトに、計画の骨子を次のように定めています。
・移住者が、地域活動やまちづくり活動などに参加することで自らの生きがいに資するとともに、地域の担い手不足の解消に寄与する取り組みとして実施していく。
・移住者が地域にスムーズに溶け込み活躍できるよう、地域と交流し、活動に参加する過程を応援する地域交流拠点と、それに付随する住まいの整備を民間の力を活用したモデル事業として実施する。
・モデル事業の候補地は消防署跡地とし、市はこの事業を担う民間の事業主体を公募選定し、市は事業主体等とともに運営委員会を構成、事業の推進を図る。
「参加する暮らしに人が集うまち酒田」酒田市生涯活躍のまち基本計画
モデル事業の候補地とした消防署跡地における事業については、民間事業者との対話調査を経て、移住者向け住宅及び地域交流拠点形成事業として令和3年1月に事業者公募し、選定委員会の審査を経て令和3年4月に事業予定者を選定いたしました。現在は事業予定者、関係機関等と事業計画についての協議を進めているところです。
旧消防本署跡地利活用(生涯活躍のまち構想)に関するサウンディング型市場調査の結果概要
酒田市生涯活躍のまち構想における移住者向け住宅及び地域交流拠点形成事業の事業者募集について
酒田市生涯活躍のまち構想における移住者向け住宅及び地域交流拠点形成事業の事業予定者の決定について
地域創生部 地域共生課 移住定住係
〒998-0044 酒田市中町三丁目4-5 交流ひろば内
電話:0234-26-5768 ファックス:0234-26-5617