更新日:2024年12月20日
旧光丘文庫で所蔵していた文化財については、令和6年5月18日に開館した酒田市文化資料館光丘文庫に受け継がれました。
区分 | 種別 | 名称 | 員数 | 備考 |
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県指定 | 典籍 | 両羽博物図譜 松森胤保著 |
59冊 | 松森胤保は、庄内藩士で、後に支藩の松山藩付家老となった。毛筆彩色の博物図鑑で、各種目に、分類し、日時、寸法、重量、所見を記録したものである。 |
県指定 | 典籍 | 松森文庫 松森胤保著 |
128冊 | 幕末(1860年頃)から明治25年(1892年)までの間に、草した著書で、内容は、藩政意見書、産業奨励、発明意匠、考古学、詩文集、紀行文など多彩である。 |
県指定 | 典籍 | 保定記・続保定記及び印旛沼日記 | 7冊 | いずれも、庄内藩大庄屋(添川組)の久松宗作の編さん・作成によるもので、天保11年(1842年)の三方領地替一件、印旛沼開削(天保14年)と庄内大山騒動(天保15年)の江戸後期の庄内藩に関わる3つの大事件についての史料・記録をまとめたものである。久松宗作は、同時代人で、直接体験者の1人として記録に参加した部分もあり、関係する幕府、藩の記録、村・農民など、それぞれの立場のものを幅広く取り上げられている。これらの中で、続保定記(印旛沼古堀筋御普請之部)は、天保14年に幕府の命で庄内藩があった利根川分水路印旛沼普請の状況を他に例がないほど多くの絵図を用いてまとめたもので、庄内藩の古堀筋普請に関する通達・定・調書・病死人など多岐にわたっている。 |
市指定 | 典籍 | 出羽一国御絵図 進藤重記自筆本 |
1舗 | 吹浦大物忌神社社人の進藤重記の著書「出羽風土略記」の附図とも見られ、庄内における地域史考証の資料と言われる。 |
市指定 | 典籍 | 大日本史 写本 徳川光圀編 |
38冊 | 藩葉墨書で、「大日本史」、「本間書斎」の名入用紙に書写したもの。 |
市指定 | 典籍 | 庄内藩古記録 松平武右衛門叢書 |
197冊 | 嘉永2年(1850年)、酒井家が家老、杉山弓之助、組頭、松平武右衛門を中心に庄内藩史の編集にあたらせたものである。 |
市指定 | 典籍 | 亀ケ崎足軽目付 御用控 |
8冊 | 天明7年(1787年)から明治2年(1869年)に至る亀ケ崎足軽目付御用日記控で、亀ケ崎御家中や酒田三町、鵜渡川原の民情・事件を記したもの。 |
市指定 | 典籍 | 一念多念証文憲章他 菊地公巌自筆本 |
2冊2編 | 浄福寺14世菊地公巌が諸国巡錫の折り、越後・美濃・岐阜等における23年間にわたる巡錫講演を伝えるべく自筆浄書したもの。 |
市指定 | 典籍 | 長翆句集 常世田長翆自筆本 |
2冊 | 長翆は、下総の人、春秋庵と号し俳諧・書画に長じた。この句集は、酒田に在住した間にまとめあげた自筆本である。 |
市指定 | 典籍 | 弘采録 池田玄齋自筆本 |
139冊 | 天保時代(1830年頃)を中心に40年間にわたる玄齋の随筆集である。 |
市指定 | 典籍 | 病間雑抄 池田玄齋自筆本 |
72冊 | 玄齋が大患中、折にふれて草したもの。 |
市指定 | 典籍 | 孫子詳解 伊藤鳳山自筆本 |
5冊 | 三河「田原藩の三山」の一人と称された酒田出身の漢学者伊藤鳳山の著書。古来兵法書として知られる孫子の詳解である。 |
市指定 | 古文書 | 野附文書 野附七郎右衛門著 |
111冊 | 米屋町組大肝煎(のち大庄屋)の野附家が、貞享3年(1686年)から明治14年(1881年)に至るまで公私共に手控にした大庄屋記録である。 |
市指定 | 歴史資料 | 明暦の酒田町絵図 | 1枚 | 酒田市街図として現存する最古のものとされ、大泉叢志附図として挿入されたものの写し。 |
市指定 | 歴史資料 | 中山高陽書簡 | 1幅 | 中山高陽が明和9年(1772年)奥州旅行の途中、酒田の文人達と交遊した際の謝礼状。 |
市指定 | 歴史資料 | 酒田大震災実況図 生駒大飛筆 |
1巻 | 明治27年(1894年)10月22日酒田大震災の絵巻物で、当時酒田に滞在していた秋田の画家、大飛の筆になるものである。 |
市指定 | 歴史資料 | 最上川御歌付 東宮台臨之処 |
対幅 | 大正15年(1926年)の御歌会始めに勅題「河水清」に東宮殿下(後の昭和天皇)が御詠進されたもの。揮毫は、入江為守侍従長。後に、山形県民歌となる。 |
市指定 | 書跡 | 俳諧附合 伊東不玉 |
1棟 | この俳諧附合十二句は、不玉の筆を伝える唯一の断簡である。 |
酒田市文化資料館光丘文庫
酒田市中央西町2番59号(酒田市総合文化センター内)
電話:0234-22-0551 ファックス:0234-22-0612