更新日:2021年2月24日
好奇心いっぱいの赤ちゃんは、離乳食を通して食べる楽しさに目覚めてきます。
赤ちゃんのペースに合わせ、親子で一緒に楽しんでいきましょう。
進み方には個人差がありますので、お子さんの様子を見ながらゆっくりあせらず進めましょう。
食べ物を上手に噛んで食べることができるようになるまでの過程のことを離乳といい、
この間の赤ちゃん用の食事を「離乳食」といいます。
母乳やミルクだけでは必要な栄養分がまかなえなくなってくるため、
食べ物から必要なエネルギーや栄養分を補う必要があります。
母乳以外の食べ物を消化吸収する力が出てくるため、この時期に離乳食を与えることで
さらに消化機能が発達していきます。
色々な食べ物の味を体験させ、親しみを持たせることで豊かな味覚がつくられます。
幼児期以降の好き嫌いを防ぐことにもつながります。
自分で食べたいという意欲を育てていくことが、自立した行動の大切な基礎になります。
スプーンを使ったり、手や指で食べ物をつかむことで脳の発達も促します。
生後5か月から6か月頃が目安です。
下記のような発達の目安が挙げられます。
はちみつと黒砂糖は乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは与えられません。
食品の表示なども注意してみるようにしましょう。
この時期は食べ慣れていくことが中心です。量はあまり気にしなくて大丈夫です。
子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始めましょう。
母乳や育児用ミルクは欲しがるだけ与えましょう。
赤ちゃんが欲しがるだけ与えます。
なめらかにすりつぶした状態
(ポタージュぐらいの状態)
つぶしがゆから始めましょう。慣れてきたら、すりつぶした野菜なども試してみましょう。
離乳開始からおよそ1か月後に、様子をみてすりつぶした豆腐や白身魚を試してみましょう。
卵を与えるときは、卵黄のみにします。固ゆでしたものを多めの水分でのばして与えましょう。
離乳の開始頃では調味料は必要ありません。
この時期から、少しずつ離乳食から栄養をとることを意識していきます。
1日2回食で、食事のリズムをつけていきましょう。
いろいろな味や舌ざわりを楽しめるよう、食品の種類を増やしていきましょう。
舌でつぶせる固さ
(豆腐ぐらいが目安)
鶏ささみなども食べられるようになります。
白身魚に慣れてきたら、赤身の魚も試してみましょう。
卵黄に慣れてきたら、全卵も試してみましょう。
進み具合をみて、天然だしのうま味や、素材の味をいかしながら薄味で味付けしましょう。
味付けをするときは、砂糖や塩は多すぎないよう注意しましょう。
この時期から離乳食が栄養の中心になってきます。
食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていきましょう。
家族一緒に食事の楽しい体験を積み重ねていきましょう。
歯ぐきでつぶせる固さ
(バナナぐらいが目安)
主食・主菜・副菜を組み合わせてみましょう。
白身・赤身魚に慣れてきたら、青皮魚も試してみましょう。
卵を与えるときは、全卵2分の1個程度にしましょう。
進み具合をみて、素材の味をいかしながらうす味で調理しましょう。
油脂を使用する場合も、少量にしましょう。
栄養のほとんどを離乳食からとるようになり、いよいよ離乳食も完了期です。
1日3回食で規則正しい生活リズムを大切にしましょう。
手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やしましょう。
おやつを与え、食事では足りない栄養分を補いましょう。
歯ぐきで噛める固さ
(肉だんごくらいが目安)
かたくて消化の悪いものを除き、大人と同じような食事を食べられるようになります。
手づかみ食べが中心になり、自分で食べる意欲がますます盛んになります。
小さな子どもにとって、おやつは成長するために必要な食事です。
小さな子どもは胃の容量も小さいため、一度にたくさんの量を食べることができないので、
おやつをとることによって、食事ではとりきれない栄養素を補います。
いもやフルーツ、おにぎりなどの素材の味をいかしたおやつががおすすめです。
量の目安は1日100キロカロリーくらいです。(バナナ1本約80キロカロリー)
あとの食事に支障がでない量で加減して与えましょう。
【離乳食初期~完了期】肉じゃが取り分けレシピ(PDF:456KB)
中期
後期
完了期
【離乳食後期】さつまいもとりんごのふわふわサンド(PDF:282KB)
【離乳食後期】りんご入りスイートポテト(PDF:333KB)
りんご入りスイートポテト
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