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飼い猫や野良猫のトラブルが増えています

更新日:2024年7月1日

近年、猫に関する次のような苦情や相談が多く寄せられています。

  • 近所に野良猫が増えてしまって困っている。
  • 敷地内で糞尿をされ困っている。
  • 野良猫が居着くと困るので引き取ってほしい。
  • 野良猫に餌を与えている人がいて、集まってきて困っている。
  • 野良猫が仔猫を産んでしまった。
  • 鳴き声がうるさい。

飼い猫や野良猫によるトラブルを未然に防ぐために

猫の飼い主の方へのお願い

都市化が進み、住宅事情が変化する中、猫の放し飼いによるトラブルが増えています。飼い主は猫の習性を理解した上で、飼っている猫が近隣に迷惑をかけないように、適正な飼育に努めなければなりません。

一生涯面倒を見られるかよく考えましょう

猫を飼うことは、その一生について責任をもって面倒をみることです。「かわいい」という気持ちだけでは生き物は飼えません。本当に一生涯面倒が見られるか、飼い始める前によく考えましょう。

屋内飼育に努めましょう(外飼いは控えましょう)

上下運動のできる場所やリラックスできる場所を用意するなど、環境を整えれば、猫は屋内だけで心身ともに健康に過ごすことができます。交通事故や繁殖、ウィルス・細菌などの感染症、迷子等の防止のためにも、猫は屋内で飼うようにしましょう。

不妊去勢手術をしましょう

生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術を行いましょう。手術は、なるべく早期に実施することが有効です。最初の発情の前に行えば、一生涯繁殖に関するストレスから解放し、安定した生活をおくらせることができます。
また、不妊去勢手術を行った猫は、一般におだやかな性格になり、多くの病気のリスクが軽減され、より健康に長生きすることができます。

飼い主がわかるようにしましょう

迷子や災害の際にも飼い主の元に戻れるように、飼い主の氏名、電話番号などの連絡先を記した首輪や名札などを装着するようにしましょう。

病気から守りましょう

動物病院で健康診断を受けるなど、日頃から病気にならないように健康を管理しましょう。

野良猫に餌を与えている方へのお願い

餌を与えるだけの行為は、飼い主の不明な猫が集まり、仔猫が産まれて、結果として野良猫を増やしてしまいます。そして、糞尿などにより近所に迷惑をかけることになります。周辺住民のすべての方が猫好きとは限りません。餌を与える場合は、動物の愛護及び管理上好ましくない事態を引き起こさないよう、次のことを守ってください。

周辺住民の理解を得るようにしましょう

野良猫がその地域で生活するためには、周辺住民の理解が不可欠です。野良猫への無責任な餌やりが、住民トラブルの一番の原因となっています。まず、周辺住民に対し野良猫の世話をすることについて説明し、理解を得た上で行いましょう。

自分の敷地内で餌を与え、後片付けをしましょう

餌は世話をする人の自宅または周辺住民の理解が得られる場所で与え、食べ終わったら速やかに回収し、置き餌はしないようにしましょう。

糞尿の始末をしましょう

餌を与える人の自宅または周辺住民の理解が得られる場所に猫用トイレを設置し、そこで排泄させるようにしましょう。排泄場所は常に清潔に保ち、排泄物は速やかに片付けましょう。
また、トイレ以外の場所に排泄してしまった場合も、すみやかに処理、清掃してください。

新しい飼い主を探しましょう

屋外で生活している限り、交通事故や感染症などの危険は避けられません。屋内で飼育してもらえる新しい飼い主を探す努力をしましょう。

不妊去勢手術を実施し、これ以上増えないようにしましょう

野良猫の繁殖を防ぐとともに、行動範囲が狭くなって、発情期の鳴き声やマーキングなども抑えられます。

野良猫でお困りの方へ

野良猫への対策としては、(1)野良猫を敷地内へ寄せ付けない対策を行うこと、(2)野良猫を増やさない対策を行うことが挙げられます。これらは、動物の愛護と管理(人への迷惑防止など)の考えにかなっているものであり、効果的に組み合わせることが大切です。
なお、市では野良猫の駆除(捕獲)は行っておりません。

(1)野良猫の侵入防止対策

猫が家の敷地内等に侵入するのを防ぐ方法を紹介します。

  • 猫が入れないように網やネットなどで進入路を防ぐ。
  • 猫は水を嫌うので、通り道、ふんをする場所に水をまく。
  • ごみの処理を適切にして、荒らされないようにする。
  • 市販の猫専用忌避剤、酢、木酢液などを散布する。
  • 市販されている超音波発生器などの猫よけグッズを使用して猫の侵入を防ぐ。

これらは、比較的効果が高いと言われている方法ですが、必ずしも一度で効果のあがるものではありません。
猫に”この場所は不快な場所だ”と覚えさせることが大切です。根気よく続けてください。
■詳しくは、下記ガイドラインをご覧ください。

(2)野良猫を増やさない対策(地域で野良猫を管理していく取り組み「地域猫活動」)

「地域猫活動」とは、野良猫に不妊去勢手術を施し、地域住民の十分な理解の下、その地域に合った方法で、飼育する対象の猫の把握、餌やトイレの管理、周辺環境の美化等を行い、適切に猫の飼育管理を行っていく活動です。野良猫に起因するトラブルを減少させるとともに、野良猫が一代限りの生を全うすることができるよう動物愛護の観点に沿ったものでもあります。
また、「地域猫活動」は「地域住民」が主体となる活動です。行政や動物愛護ボランティアは、それぞれの役割において地域の活動を支援していくものとなります。「地域住民」、「行政」、「動物愛護ボランティア」、「動物病院」の協働活動が重要となりますので、計画的に取り組めるよう、地域内で十分に話し合いを行うようにしてください。

地域猫活動を始めたいときは

次の点について地域で話し合ってみましょう。
(1)活動に対する地域内での周知、住民の理解を得る方法
(2)役割分担やローテーション等のルール
(3)猫の生息状況の把握(飼い猫、野良猫を区別する上で重要)
(4)野良猫への不妊去勢手術の実施
(5)猫トイレの設置や正しい餌やり(”餌やりさん”の把握)
(6)定期的に世話をしている地域猫を把握する方法

活動の留意点として、不妊去勢手術や餌代などの費用がかかること、地域猫活動によって被害の軽減は期待できるが、被害の全てがすぐになくなるわけではないこと、猫が寿命を全うするまでには、時間を要することなどがあげられますので、ご理解の上、活動の実施をご検討ください。
■詳しくは、下記ガイドラインをご覧ください。

(3)参考となるガイドライン

不妊去勢手術を行う団体を支援しています

酒田市では、野良猫の頭数抑制(これ以上増やさないこと)のため、既に市内で野良猫の不妊去勢手術の活動を行い、ノウハウを有する団体について、不妊去勢手術費等の支援を行っています。団体を支援することで、野良猫への対応を進め、人と猫が共存できる街を目指しています。
なお、令和6年度に支援をしている団体は、下記の2団体となります。野良猫の相談や地域猫活動への助言も行っていますので、お気軽にご連絡ください。

令和6年度の支援団体

酒田地域ねこの会(現在、電子メールでの受付のみ)

特定非営利法人庄内アニマル倶楽部(電話:090-3366-2471)

衰弱または負傷した猫を発見したら

道路や公園等の公共の場所において、衰弱または負傷した猫(又は犬)の動物を発見し、所有者(飼い主)が分からないときは、「動物の愛護及び管理に関する法律第36条第2項」に基づき、山形県が収容しますので、下記へご連絡ください。
なお、衰弱または負傷等していない野良猫などの捕獲・保護は行っていません。(市も同様です)

お問い合わせ先

庄内保健所生活衛生課(電話:0235-66-5663)

猫の引き取りについて

万が一、飼い猫を飼えなくなった場合には、飼い主の責任で新しい飼い主を探してください。
絶対に捨てないでください。

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お問い合わせ

市民部 環境衛生課 環境保全係
〒998-0104 酒田市広栄町三丁目133
電話:0234-31-0933 ファックス:0234-31-0932

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電話:0234-22-5111(代表)
開庁時間:平日午前8時30分から午後5時15分
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