更新日:2022年1月14日
最上川と小牧浄水場
田沢川ダム
(1)酒田地区
酒田地区と八幡地区の一部を給水区域としています。
最上川の表流水を水源とする小牧浄水場は、給水能力が1日当たり46,500立方メートルで、凝集沈でん、急速ろ過、塩素消毒による浄水処理を行い、酒田地区の大部分の地域に給水しています。
平成13年10月、田沢川ダムを水源とする山形県企業局平田浄水場から供給が開始され、新山受水場で受水した水道水を直接給水すると同時に、小牧浄水場の水道水と混合し、市街地を含む広い地域に給水しています。
このように、複数の水源が整備され、災害時を含め、将来にわたる安定給水が確保されています。
(2)松山地区
柏谷沢小規模水道地域を除く松山地区を給水区域としています。
この区域では、山形県企業局平田浄水場の水道水を松山受水場で受水し、給水しています。
(3)平田地区
平田地区を給水区域としています。
この区域では、山形県企業局平田浄水場の水道水を、平田第1受水場と平田第2受水場で受水し、給水しています。
酒田港から北西39キロメートルの位置にある離島「飛島」を給水区域としています。
島内の9つのダムを水源とする勝浦浄水場では、凝集沈でん、急速ろ過、塩素消毒に加え、活性炭による高度浄水処理を行い、給水しています。
松山地区の南部、最上川右岸側に位置する柏谷沢と最上郡戸沢村大字古口の一部を給水区域としています。
この区域では、柏谷沢水源の地下水を膜ろ過と塩素消毒によって浄水処理し、給水しています。
八幡地区の日向川と荒瀬川沿いの常禅寺、青沢、升田、黒川などの地域を給水区域としています。
この区域では、升田水源の地下水を塩素消毒し、給水しています。
八幡地区の大台野と湯ノ台周辺を給水区域としています。
この区域では、大台野水源の湧水を緩速ろ過、塩素消毒によって浄水処理し、給水しています。
※大台野飲雑用水供給施設は、市長部局が運営しています。
中央管理室では、遠方監視設備によって、離島「飛島」を含む酒田地区、松山地区、平田地区及び八幡地区の水道施設(浄水場、受水場、配水池、ポンプ場など)を監視しています。
ここでは、皆さんの家庭に安全な水を安定的にお届けするため、24時間体制で集中監視を行っています。
酒田市で使用されている水道水の約98パーセントは、最上川と田沢川ダムの水でつくられています。
昭和5年に創設された酒田町時代の上水道は、最上川の伏流水を水源としていました。その後、水需要の急速な伸びに対応するため、水源を表流水に切り替え、今日に至っています。
小牧浄水場では、この原水を浄水処理し、水道水を供給しています。
平成13年に完成した多目的ダムで、水道水の確保、洪水調整などを目的とし、790万立方メートル(東京ドーム6.3杯分)の有効貯水容量を保有しています。
山形県企業局平田浄水場では、この原水を浄水処理し、水道水を供給しています。