更新日:2023年7月14日
酒田港は最上川の河口に発達した港で、古くから日本海沿岸や内陸河川交通の要衝として多くの豪商が軒を並べました。なかでも二木家・鐙屋・本間家等は、酒田港の象徴として全国にその名を知られています。寛文12年(1672年)、川村瑞賢による西廻り航路の開拓で酒田港は繁盛し、江戸中期には廻船問屋が97件を数えるなど、嘉永・安政の頃は酒田港全盛の時代でした。
しかし、河口港として発達した酒田港は、最上川下流部における乱流や大洪水による流出土砂のため、港口の水深維持が困難でした。明治には帆船から汽船に変わり、船舶が大型化するにつれて港の利用度は低下し、衰微を免れませんでした。
明治17年、政府は最上川航路の改良を目的とした治水工事を起こし、河口港としての悪条件を克服してきました。近代設備の整った酒田港は大型外国船の入港が目立ち、昭和45年には北港地区の建設に着手、昭和49年11月には、第一船が入港し、北港の開港式典が行われました。また、平成4年には中国黒竜江省との新航路「東方水上シルクロード」が、平成7年には釜山港との定期コンテナ航路が開設されました。さらに、平成12年7月からはコンテナクレーンやCFS上屋を備えた国際ターミナルの供用が開始されました。
近年では平成15年4月「総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)」指定、平成22年8月「重点港湾」、平成23年11月「日本海側拠点港(リサイクル貨物)」、平成29年「ポート・オブ・ザ・イヤー2016」にそれぞれ選定されました。
酒田港周辺では風力発電や太陽光発電、バイオマス発電施設の建設・稼働も続いており、再生可能エネルギーの集積が進んでいます。また、港湾機能についても国際コンテナターミナルの岸壁延伸など、貨物量の増大に対応した整備が進められており、今後のさらなる発展が期待されています。
ル・ソレアルが初寄港
シルバー・ミューズが初寄港(約3年半ぶりのクルーズ船寄港)
過去の寄港情報は下記リンクよりご確認ください。
高砂ふ頭岸壁延伸&コンテナヤード拡張工事完了
高砂ふ頭ガントリークレーン1号機更新
現在の国際コンテナ航路は、下記リンクよりご確認ください。
・山形県県土整備部空港港湾課
港湾行政、港湾計画、維持管理・整備、海岸保全、災害復旧、公有水面埋め立て
電話:023-630-2625
・山形県港湾事務所
-港湾整備担当
酒田港整備事業の実施及び維持管理、港湾計画策定
電話:0234-26-5637
-港政管理担当
港湾施設・用地等の管理及び許認可
電話:0234-26-5635
-港湾振興室
港湾の振興、ポートセールス、港湾統計、分区条例、酒田海洋センター及び酒田北港緑地展望台の管理
電話:0234-26-5634
電話:0234-26-5636
-植物防疫検査業務調整室
農産物や林産物などの輸出入に関する県並びに国、及び酒田植物検疫協会との業務連携
電話:0234-26-5639
地域創生部 商工港湾課 港湾・エネルギー振興係
〒998-8540 酒田市本町二丁目2-45
電話:0234-26-5758 ファックス:0234-22-3910