更新日:2025年5月2日
酒田市では、近年、水害や大雨対応に伴う水防団の出動が増加する一方で、水防活動を担う水防団員の減少や高齢化、サラリーマン化に伴う昼間帯不在等の課題があることから、それを補完するため「水防協力団体」の制度化にむけて準備を進めてきました。
令和6年7月の大雨災害を踏まえ、水防団や消防機関等と連携した「逃げ遅れゼロ」の実現や被害軽減にむけて、官民が協力体制を構築し、地域の水害対策に取り組む「水防協力団体制度」が令和7年度からスタートしました。
このたび、水防協力団体として下記の企業を指定しました。
酒田市初の指定であり、山形県初、東北初の指定でもあります。
酒田市では今後も引き続き、水防協力団体として、地域の安全安心に貢献、ご協力いただける企業や団体を募集します。
・所在地/酒田市京田二丁目53番地の5
・名称/株式会社テイデイイー
・代表者/代表取締役 園部 孝男
・認定日/令和7年4月18日
(1)制度創設の背景
・近年、全国各地で豪雨災害が激甚化・頻発化しており、地域の洪水被害の防止・軽減を図るための水防活動がますます重要となっています。しかしながら、全国的に消防団員や水防団員の減少や高齢化が進んでおり、地域水防力を維持するうえで、この状況を改善することが大きな課題となっています。こうした課題を踏まえ、平成17年の水防法改正により「水防協力団体制度」が創設されました。
(2)水防協力団体とは
・水防団や消防機関が行う水防活動に協力する(活動を支援する)団体です。
(3)水防協力団体制度
・地域の水防力を強化するため、水防団等が行う水防活動と連携して、巡視、土のう運搬等の後方支援を行うことができるよう平成17年に制度化(平成17年の水防法改正により創設)され、平成25年の改正により指定対象や活動内容が拡大されました。
・水防管理者(市町村長)が、水防団等が行う水防活動を支援・サポートする企業や団体を「水防協力団体」として指定するものです。
(4)対象
・NPО、一般社団法人、一般財団法人、民間法人、自治会、ボランティア団体等
(5)活動内容
ア 災害時の活動
・巡視(異常箇所の発見等)、避難援助、土のう袋詰め・運搬等の後方支援。
・水防に必要な器具、資材または設備の提供。
イ 平常時の活動
・水防に関する資料収集、水防に関する知識の普及啓発及び水防訓練への参加。
・水防に必要な器具、資材及び設備の保管。
・指定を希望される企業・団体におかれましては、 酒田市水防協力団体指定実施要綱(令和7年2月28日告示第132号)の様式に必要事項を記載のうえ、下記アドレスまでお送り下さい。【提出先: bousai@city.sakata.lg.jp】