更新日:2023年3月17日
肺炎は、日本人の死因の第4位で75歳以上では肺炎による死亡率は急激に増加します。
肺炎球菌による肺炎は、成人の25パーセントから40パーセントを占め、特に高齢者での重篤化が問題になっています。
肺炎球菌は約90種類の型がありますが、ワクチンを接種することで、頻度の高い23種類の肺炎球菌の型に免疫をつけることができます。ワクチンの効果は5年以上持続します。
免疫力は時間とともに低下するといわれていますが、副反応が強くでることがあり、前回接種から5年を経過していないと再接種できません。(以前、接種したことがある方は、前回接種との間隔にご注意ください。)
副反応としては、局所のかゆみ、疼痛、熱感、腫脹、発赤が5パーセント以上認められます。また、筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、発熱がみられることもありますが、いずれも軽度で2から3日で消失します。
新型コロナワクチンで受けた場合、または、これから受ける場合は、2週間の間隔をあけてください。
予防には普段からの生活に気を配ることが大切です。
この予防接種は定期予防接種ではなく、本人の希望により実施する任意の予防接種です。
そのため重い健康被害が生じた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構及び市が加入する予防接種賠償保障保険に基づく補償の対象となります。
原因によるものか因果関係等について調査した結果、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。