更新日:2020年5月12日
南洲神社は、南洲翁(西郷隆盛)を祀る神社です。鹿児島市、沖永良部島和泊町、宮崎県都城市、そして山形県酒田市です。九州以外では、酒田市にしかありません。
なぜ遠く離れた酒田市へ南洲神社があるのか・・・。そこには、南洲翁と庄内藩の交わり、そして先達たちの「後世に南洲翁の遺徳を伝えよう」という思いがありました。
明治元年の戊辰戦争で、庄内藩は幕府側として官軍に激しく抵抗した末、帰順降伏しました。厳しい処分を覚悟してた庄内藩でしたが、南洲翁の指示により、公明正大で極めて寛大な降伏条件の言い渡しを受けたのでした。
この公明正大な処分に感銘を受けたことから、
明治3年から8年にかけ、庄内藩は藩主酒井忠篤公を先頭に鹿児島を訪れ、南洲翁の学びを得ました。
また、明治8年には旧庄内藩の中老、臥牛翁(菅実秀)が、鹿児島の武屋敷を訪れ、南洲翁とお互いに親睦を深め、「徳の交わり」を誓い合っています。
南洲翁から教えを得た旧庄内藩士たちは、学んだ全てを書き残し、明治23年「南洲翁遺訓」として刊行しました。旧庄内藩士たちは、この南洲翁遺訓を風呂敷に背負って、全国を行脚しながら配布しています。
現在でも、南洲翁遺訓の文庫本は希望される方へ無償配布しています。
また、より理解を深めるための書籍「南洲翁遺訓に学ぶ」もあります。この書籍は、荘内南洲会と致道博物館、鹿児島西郷南洲顕彰会で有償頒布しています。
酒田市の南洲神社は、長谷川信夫氏が同志と共に昭和51年に建設されたもので、南洲翁と臥牛翁の二人を祀っています。社殿は、銅版葺で、伊勢神宮の払い下げ用材を使用した総桧造りになっています。
公益財団法人 荘内南洲会 南洲神社
〒998-0055 山形県酒田市飯森山二丁目304-10
電話:0234-31-2364
南洲会ホームページ http://saigo.ganriki.net/(外部サイト)
庄内コンベンション協会「やまがた庄内観光サイト」(外部サイト)
地域創生部 交流観光課 交流観光事業係
〒998-8540 酒田市本町二丁目2-45
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