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低圧進相コンデンサの火災危険について

更新日:2022年7月14日

低圧進相コンデンサの火災危険について

本格的に暑い季節となりましたが、そのような時期に多く発生する「低圧進相コンデンサ」が原因の火災について注意をお願いいたします。

低圧進相コンデンサとは

低圧進相コンデンサは、工業機械や業務用冷蔵庫などのモーター等で稼働する電気機器に必要な電力の効率をよくするための機器で、店舗や作業所、農業用倉庫等に設置されています。

低圧進相コンデンサの火災原因とは

・長年使用による絶縁劣化により発熱し発火します。
・夏場の気温上昇とともに、コンデンサ本体の温度もさらに上昇して絶縁劣化が進み、火災が多発する危険性があります。

低圧進相コンデンサ火災を防ぐために

・器機を使用していない時でも発火する危険があるため、機器を使用しない時はブレーカーを切るようにしてください。
・特に、1975年(昭和50年)以前に製造された低圧進相コンデンサには、保安装置が内蔵されていないため、被害が拡大する危険性が高まります。使用している場合は使用の停止や交換することが必要です。
・更新推奨期間は10年です。設置から10年以上経過したものは、専門業者による点検を受け、計画的に交換することが推奨されています。

当組合管内の事例

無人倉庫に設置されている低圧進相コンデンサから出火した火災

この火災は、無人の倉庫内から出火し、警備会社により発見、通報及び初期消火した火災です。幸い、初期消火が成功しぼや火災となりましたが、初期消火が成功していなければ全焼していた可能性もある火災でした。

お問い合わせ

酒田地区広域行政組合 消防本部予防課 査察調査係
〒998-0859 酒田市大町字上割43番地の1
電話:0234-31-7147 ファックス:0234-31-7129

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