更新日:2022年3月16日
令和2年11月20日(金曜)に国の文化審議会から国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申された「山居倉庫」が、令和3年3月26日(金曜)の官報号外第70号(令和3年3月26日文部科学省告示第44号)により、正式に国史跡に指定されました。
今後、「山居倉庫」を保存・活用していくための計画を令和4年度までに策定します。
酒田市に所在する山居倉庫が、令和3年3月26日(金曜)に文化財保護法第百九条第1項の規定に基づき、国史跡に指定されましたので、お知らせいたします。
山居倉庫は、明治26年(1893)の操業開始から現在まで変わることなく同じ場所にある米穀保管倉庫です。建物以外にも、新井田川からの荷上場やケヤキ並木など、創業当時の景観をよく残しており、我が国近現代の米穀流通の歴史を今に伝える存在であることから、国史跡に指定されました。また、庄内の米作りの歴史においても、象徴的な場所といえるでしょう。
今後は、酒田市のみならず、全国的にも貴重な文化財として、次世代に確実に残していけるよう努めてまいります。そのために、新年度には山居倉庫の保存と活用に関する有識者による会議を開催して、山居倉庫をどのように残し、かつ歴史的価値を伝えていけばよいか検討します。
そして、行政だけではなく市民も一体となって、史跡の保存・活用に取り組んでまいりたいと考えております。今後も市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。