酒田市管内でイノシシの出没形跡が確認されています。現時点で人的な被害はありませんが、事故を防ぐために下記の点にご注意ください。
- イノシシはもともと臆病な動物なので、普通の状態のイノシシは人に出会っても襲い掛かってくることはほとんどありませんが、イノシシが興奮しているとき(牙を鳴らしているとき、毛を逆立てているとき、地面をひっかくなど)には注意が必要です。
- イノシシと出会ったときに、大声を出したり、犬をけしかけたり、物を投げたり、棒で追い立てたりすると、イノシシが興奮して人を襲ってくる可能性もあるのでやめましょう。
- イノシシがケガをしているときや迷って住宅地等に入り込んだときには、興奮している可能性が高いので、そのようなイノシシを見つけたら速やかに安全な場所(ブロック塀の裏や家の中などイノシシから見えない所)へ避難してください。
- 普通の状態(人を気にしないでゆっくりと歩いている、餌を食べているなど)のイノシシと出会ったら、慌てて走りだしたりせずに、落ち着いて、速やかにその場から立ち去ってください。もし、相手がこちらを見ていたら目をそらさずに後ずさりしながらその場を立ち去ります。(急に走り出すとイノシシを刺激する可能性もあります。)
- イノシシは、時速45~50kmで走ることができ、人間が走って逃げることは不可能です。
- イノシシは、興奮すると人間に向かって突進してくることがあるため、そっと立ち去ってください。(イノシシの進路(通り道)はふさがないでください。)
- 特に、犬を連れているときは危険です。イノシシは犬と飼い主を敵と判断し、攻撃してくる可能性があります。リードを手放して犬と分かれて避難してください。
- 遠くでイノシシを見つけたときは、そのままイノシシから見えない所に避難してください。
- 小さな子どものイノシシでも、近くに母イノシシがいる可能性があるので近づかないでください
- 山菜採りや行楽等で山に入る際は、ラジオやクマ鈴等を鳴らすなどし、人の存在を知らせましょう。
- イノシシが身を隠す草むらやヤブの刈り払いや、侵入防止柵の設置をするなどし、イノシシとの事故の防止にご協力願います。
イノシシ人身被害マップ(外部サイトへリンク)
注意喚起チラシ【イノシシ出没注意】(PDF:106KB)
- 防護柵(電気柵、トタン柵など)を設置する(電気柵は、イノシシの鼻に触れるように高さを調整する。)
- 隠れ場所をなくす(周辺の見通しを良くするだけで、簡易的な柵でも効果が上がる。)
- エサになるものを放置しない(生ゴミ、廃棄野菜等の処理を適正に行う。)
- 動く人の姿が最も効果的(人間の”存在”が最も効果的。定期的な見回りの実施する。)
豚熱(旧称:豚コレラ)は、ウイルスによる豚・イノシシの病気で、人には感染することはなく、仮に感染した豚肉や内臓を食べても人体に影響はありません。平成30年9月から国内の豚・イノシシで感染が確認されています。養豚農場で感染が確認された場合、治療法がないことから、他の養豚農場に広がらないよう、発生農場の豚を処分することが家畜伝染病予防法で規定されています。養豚農場の豚への感染を防ぐためには、野生イノシシと豚との接点を断つことが重要です。
県内でも野生イノシシの豚熱感染が確認されていることから、拡散防止のために、登山者、キャンパー、山林で作業する方は以下のご協力をお願いいたします。
1.ウイルスは土にも含まれます。靴についた泥は山で落としましょう。
2.イノシシを誘因しないよう残飯は持ち帰りましょう
3.家畜がいる施設に近寄らないようにしましょう。
4.イノシシの死体を見つけたら管轄の自治体に連絡してください。
感染した野生イノシシの死体を放置すると、死体と接触した野生イノシシからウイルスが広がる可能性があります。このため、野生イノシシの死体は速やかに処理する必要があることから、発見時にはただちに庄内総合支庁環境課、または市環境衛生課(酒田市以外で発見した場合は、管轄の自治体)へご連絡ください。
注意喚起チラシ【豚熱ウイルス】(PDF:1,707KB)
- 庄内総合支庁環境課(電話:0235-66-5706)
- 酒田市環境衛生課(電話:0234-31-0933)
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