令和6年7月29日(月曜)午前6時30分頃、米沢市赤崩地内にて、出合い頭にクマに遭遇し襲われる事案が発生しました。県内では今年3例目の人身被害となります。これからの時期は登山や行楽などで山を訪れる方が多くなりますが、例年、県内での人身被害は山で多く発生しております。山に入る場合や里山での活動に際しては、複数人での入山やラジオ、鈴、笛などで音を立てながら行動するなど十分に注意をお願いします。
クマに注意!(PDF:614KB)
令和6年度クマ目撃情報について
入山する場合は必ず2人以上で入山し、鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、音をたてながら行動しましょう。
クマは早朝や夕方の薄暗い時間帯に活発に活動しますので、この時間帯での行動は注意しましょう。
人間のものと同じくらいか、それよりも大きい新しい糞や足跡を見つけたら、近くにクマがいる可能性が高いので、そっと立ち去りましょう。
新聞やテレビなどで、クマの出没情報や、クマとのトラブルが報じられた地域には、入山しない(近づかない)ようにしましょう。
山の中に、食べ残しや空き缶などを残さないようにしましょう。クマが味を覚えて人や里に接近する原因になります。
- 大声を出したり、ものを投げたりするとクマが興奮して危険です。
- 遠くで目撃した場合は、落ち着いて静かにその場から立ち去ってください。
- クマが気づいていたら、クマの動きから目を離さないように、クマの移動方向とは逆の方向に離れましょう。
- クマから目を離さずゆっくりと後退してください。
- ザックなど持ち物がある場合には、それを置いて、気をそらしながら後退することで攻撃をかわせる場合もあります。
- クマは逃げるものを追いかける習性があるので、背を向けて逃げたりすることは、かえって危険です。
- 慌てて大声を出したり、大きな音を立ててクマを刺激しないように注意してください。
- 近くに必ず親グマがいます。近づいたりすると子グマを守るため襲ってくることがあります。
- 周囲の物音などに注意しながら、そっと立ち去ってください。
- 万が一、クマを目撃した場合は、市環境衛生課や各総合支所、または警察署へご連絡ください。
- 山林に近い場所では、クマの生息域と人の生活圏が接する林縁部等の下草や灌木の下刈り・刈り払いを行いましょう。
- 住宅や通学路、農地に接している山林や道路法面なども同様に見通しを良くすることにより、クマがその場所を利用しづらくなります。
- 接近防止の措置として、電気柵や夜通し照明、ラジオを鳴らすことも有効です。
- クマが利用しづらい環境を整備することにより、クマが人の生活圏に侵入することを抑制する効果が期待できます。
【注意】倉庫や車庫にクマが侵入しないように出入口は必ず閉め、夜間や長期不在の場合には施錠するようにしてください。
- クマを誘引する生ゴミや野菜・果実の廃棄残さ等は適切に処理しましょう。
- 農地では果樹園が最も被害を受けやすいところであり、収穫後の放置果実は適切に除去しましょう。また、受粉ための養蜂箱も被害を受けやすいので、適切な管理に努めましょう。
- クマは、収穫物収納庫に入り込んで採食することもあるため、収納庫はきちんと施錠するなど管理を徹底しましょう。
- 草刈機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も、クマ類の誘引物となるため、保管場所等に注意しましょう。
【注意】果樹を収穫する際には、落下事故などに十分注意し、複数の方で作業するなど無理のない範囲で行うようにしてください。
畜産関係施設でのクマによる被害が多くなっていますのでご注意ください
圃場でのデントコーン等の食害や畜舎内外での飼料の食害、畜舎・付属設備等の損壊が多く発生しております。以下の点について再度確認していただき、十分に注意してください。
- クマの活動が活発となる早朝、夕方の作業時には周囲に注意し、作業中はラジオなど音が出るものを携帯し、人の存在をアピールする。
- 頻繁にクマが出没する地域では、複数人で作業を実施し、警戒する。
- 畜舎や飼料保管庫等の施錠、飼料の屋内での保管など、クマの餌となる飼料等を適切に管理する。
- 畜舎敷地と山林の間で草刈りを行い緩衝帯を整備、電気柵など侵入防止柵を設置する。
クマに関する情報(山形県ホームページ)(外部サイト)
警察から、登録者の携帯電話やパソコンに対して電子メールで安全安心情報を提供するネットワークです。犯罪発生や交通安全に関する情報のほか、市街地等に出没したクマ等に関する情報を「有害鳥獣出没情報」として配信します。どなたでも無料で登録することができます。(通信費はご利用者の負担となります)
やまがた110ネットワーク(山形県警ホームページ)(外部サイト)
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