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令和5年6月1日号さかたの風(松山地域内郷地区地域おこし協力隊 土田 克利さん)

更新日:2024年3月13日

「食のクリエイター」として地域を盛り上げていきたい

大阪から故郷の酒田にUターンし、地域おこし協力隊として活動中の土田さん。飲食業での経験を生かした活動や、「漬物グランプリ2023」での、個人の部グランプリを受賞した際のエピソードについて話を聞きました。

俳優・声優 斎藤 志郎さん

飲食業の経験を積むため大阪へ

令和3年の8月から、松山地域にある内郷地区の地域おこし協力隊として活動している土田さん。もともと南遊佐地区の出身でしたが、経験を積むために酒田を飛び出し大阪へ。「いずれは地元に戻るつもりでしたが、人脈も土地勘もない場所でゼロから力試しをしたいと思いました」と当時を振り返ります。大阪に着いたときの所持金はわずか3万5千円だったとか。まかない付きのアルバイトから飲食業の世界へと飛び込んで調理師として経験を積み、メニューの開発や料理長を務めるなど料理の仕事に携わってきたそうです。
大阪で20年ほど過ごした後、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、調理師としての経験を生かして地元で食を通して地域と交流したいと考え、地域おこし協力隊として故郷に戻ることを決めました。「着任して1年目はコロナで住民の方たちと会う機会がなかったり、土地勘がなかったりで、まずは地域内を回ることから始めましたね」とほほ笑む土田さん。地元のニュースやお店、人物などの情報収集は欠かさなかったそうで、「気になった人には直接会いに行きました。面白い活動をしている人とつながりを持つことで、何かできるんじゃないかと思いました」
つながりが増えていく中で料理教室の講師の依頼がありました。「料理講師として声をかけてもらったので、地域の食材を使って簡単にできることを教えるだけでなく、フードロスしないようにという視点も入れて実施しました。逆に笹巻の作り方など教わることもありますね」と話してくれました。また土田さんは内郷コミセンの100歳体操に来た方たちに季節の茶菓子を作って提供もしていて、参加者たちはこの茶菓子を楽しみにしているのだそうです。すっかり地域にもなじみ、これまでの経験を生かした活動の幅が広がっていきました。

何気ない会話の中からアイデアは生まれる

土田さんの料理の腕前は、全日本漬物協会組合連合会が主催する「漬物グランプリ2023」での、個人の部グランプリ受賞というかたちでも発揮されました。出品したのは「さつまいものつるの実山椒醤油漬け」。意外性のある食材のアイデアは地域の方とのお茶飲みで、昔はさつまいものつるをきんぴらにして食べていたという話から生まれたそうです。
「さつまいものつるは、かじってみるとシャキシャキとした食感で少しぬめりがあり、わらびの一本漬けのような食べ方ができると思いました」と土田さん。漬物に使ったさつまいものつると山椒の実はご近所の農家さんから分けていただいたもの。土田さんはグランプリを獲れたことは地域の方たちのおかげだと話し「明るいニュースを酒田に持ち帰ることで、お世話になった人たちに少しは恩返しができたかな」と喜びをにじませました。
活動するうえで、なによりも人と会うことを大切にしているという土田さん。「ネットは便利ですが、クリエイティブなことをするためには顔を合わせて、現地の雰囲気を知ることが必要です」と話してくれました。最近でもお茶飲みをしながら、米粉を使った代替チーズの話で盛り上がったそうで、「これができたら面白いねってことは、何気ない会話の中から自然に生まれてきます」と目を輝かせます。
今後の展望について、土田さんは「例えば『食のクリエイター』という感じで、自分の強みを生かし、業種の枠を越えてさまざまな人たちと関わっていきたいです。酒田にはいろんな強みを持った人がいるので、自分もその中の一人として一緒に地域を盛り上げていきたいですね」と語ります。枠組みにとらわれず、周囲を巻き込んでいくスタンスはまさに風のよう。土田さんのさらなる活躍に期待が高まります。

5月の「内郷100歳体操」では、いちごが丸ごと入った手作りようかんを提供。おしゃべりが弾みます。

内郷地区食生活改善推進員に誘われて、デザート部門の講師として親子向けの料理教室に参加。

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総務部 市長公室 広報広聴係
〒998-8540 酒田市本町二丁目2-45
電話:0234-26-5706 ファックス:0234-26-3688

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