昨年10月に開催された市国体記念体育館でのホーム開幕戦から8連勝でV2リーグ首位を突き進むアランマーレ山形。チーム一丸となって目指すV2優勝、そしてV1昇格にかける思いについて主将の木村友里さんに聞きました。

「8連勝という結果がついてきているのでチームは良い状態です。でも、まだまだ伸びしろが
あるからリーグ中もさらに成長していけると感じています」
昨年の試合を振り返り、静かに、力強く語り始めた木村さん。開幕戦から無敗という快進撃、
しかし、苦しい戦いもあったそうです。
「自分たちのベストな状態を発揮できない試合もありました。でも、チーム全員で勝ちたいと
いう思いを発信し合い、コート上で役割を果たすことが勝利へとつながりました」と木村さん。
「アランマーレは現在首位なので、これから対戦するチームは倒そうという意気込みを持って
挑んでくると思います。そこで受け身にならず、私たちも挑戦者だという気持ちを強く持って
戦っていきます」
木村さんが語った挑戦者という言葉、そこにはアランマーレが目指す「V2優勝、V1昇格」
への強い思いがあります。「入団当初は、V1昇格にはまだ距離がある印象でしたが、試合を重
ねていく中で少しずつ近づいてきました。V1は決して夢の舞台ではなく、行くべき場所です。
アランマーレはその場所へたどり着けるチームなので、あとは試合で普段通りの力を発揮して
いくことが重要になります」

アランマーレの力となるのが、地元をはじめとしたファンの存在。
「応援の力を強く感じたのが、2021年2月のルートイン戦です。酒田でのホームゲームで緊張感のある試合でしたが、熱い応援を受けて気持ちがバチッと切り替わり、負ける気がしませんでした。あのときの感覚は忘れられません」
応援の力、それは一体感だと話す木村さん。
「ファンの皆さんと一緒に戦っているのだと実感し、ピンチのときほど熱く応援してくれるので心が奮い立ちます。アランマーレがバレーボールを通じて伝えたい感動を、私たちも皆さんから頂いています。今シーズンのチームスローガン『シナジー（相乗効果）』がホームゲームに表れていますね。今年はまた別のチームかのように成長した姿でホームに帰り、いつも支えてくれる皆さんに勝利で恩返しをします」
これから1月に鶴岡、そして2月に酒田でホームゲームが開催されます。
ファンはともに戦うシップメイト（船の乗組員）。掲げた帆に声援の追い風を受け、アランマーレはV2優勝、そしてV1昇格に向けて躍進します。

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