灯油等の石油類の漏えい事故の未然防止及び、下水道への流下防止のお願い!
灯油等の危険物の流出事故は、火災発生の危険性があることはもちろんのこと、河川・海域などに流入すると水質汚染や魚類・農作物の被害などを引き起こす可能性があります。
ホームタンクで灯油を貯蔵している家庭では、次のことに注意し、漏えい事故や被害の拡大を未然に防止しましょう。
- 転倒しないよう、ホームタンクの固定状況を確認しましょう。
- 配管などに腐食や亀裂がないかを確認しましょう。
- 定期的に灯油等の残量を調べ、異常な減少がないかなどを確認しましょう。
腐食したホームタンクの処分は、粗大ごみとして処分が可能です
粗大ごみ・多量ごみ
処分方法や手数料はこちらのページをご覧ください。
- 小分け中は絶対にその場を離れないようにしましょう。
- 小分けした後はバルブを確実に閉じましょう。
流し台や道路側溝へ石油類を絶対に捨てないでください!
下水道へ灯油やガソリン等の石油類を流した場合、下水道施設に重大な被害が発生するばかりか、周辺の住宅等にも多大な影響を与える恐れがあります。
家の流し台や道路側溝に決して石油類を捨てないでください。
- 下水道管で石油類が揮発し、それに引火することで爆発事故が起きる恐れがあります。
- 川へ直結している道路の排水溝に石油類を投棄した場合、河川にそのまま石油類が流れ出てしまい、そこに住む生き物に悪影響を及ぼす恐れがあります。また河川に滞留した石油類を除去する作業には多額の費用がかかります。
- 近隣の住宅等の排水口から揮発した石油の臭いが上がり、広範囲に悪臭被害を発生させる恐れがあります。
- 下水処理場の生物処理機能を損傷し、下水の処理に大きな支障をきたす恐れがあります。
- 下水道管の清掃作業が必要となる場合があります。清掃作業を行うには多額の費用がかかるほか、作業のために道路を通行止めにしなければならない場合があるため、交通渋滞など、影響が広範囲にわたることが考えられます。
- 原因場所付近の土砂などの入れ替えにかかる費用
- 油で汚れた土砂の処分料及び処理場への運搬料
- 原因場所から河川、海域へ至る道路側溝などの全区間の清掃料
- オイルフェンス、油吸着マットの設置費用などの全ての費用
上記の費用を原因者に負担していただくことになります。また、発見が遅れるほど被害は拡大し、場合によっては多額の負担をしなければならないこともあります。
万が一、流出してしまったら被害を拡大させないため、速やかに近くの消防署・市役所などに連絡しましょう。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条に基づき、五年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金が科せられる場合があります。
余った灯油等の石油類は、専門の廃棄物処理業者等へ依頼し、正しく処分しましょう。