外壁工事のため下記の期間は休館します。
休館期間中は敷地内に入ることはできません。
令和5年7月18日(火曜)~11月30日(木曜)
大正期に建てられた市内唯一の木造洋風建築(酒田市指定有形文化財)
- 旧白崎医院は、外科医・白崎重治氏の医院として、大正8年(1919)、本町通りに建てられました。1階では診療や手術を行い、2階は家人の住居として使用されました。
- 設計したのは、重治氏の息子で油問屋の白崎敬之助氏で、前所有者・重弥氏の祖父にあたります。
- 昭和51年(1976)の酒田大火では、ぎりぎりのところで延焼を免れましたが、その後の火災復興土地区画整理事業により、解体され取り除かれることになりました。
- ところが、この建物は大正期に建てられた本市唯一の木造洋風建築で、デザイン、材料ともに優れ、しかも大正時代の木造洋風医院建築の原型がこれほど完全な形で保存されている例は貴重であることが分かりました。
- そこで、これを市指定文化財として保存するべく、昭和55年(1980)に現在地(日和山公園地内)へ移築しました。
- 池田貞三氏は、明治8年(1875)八幡町升田(現在の酒田市升田)に生まれ、酒田市本町三丁目に住んだ養蚕指導者で、漢方医学の研究者でもありました。
- 池田氏が、漢方医学研究の道に進んだきっかけは、偶然120冊の漢方医書を贈られたことでした。
- 全国各地で養蚕指導にあたるかたわら、合間を見て古本屋や古物商を訪ね、漢方医書を買い求めたり、篤志家から寄贈を受けたりして、600冊を超える蔵書を収集しました。
- 昭和38年(1963)、池田氏はこれらの蔵書を「後学者の研究資料となるべく其の分散を防ぎ、永久に保存したい一念から」財団法人本間美術館に寄贈しました。
- その後、池田貞三文庫を広く公開するために、本間美術館から寄託を受けて展示しています。
※蔵書は展示物です。閲覧はできません。
酒田市南新町一丁目6-13
月、金、土、日曜日の9時から16時30分
※令和5年7月18日~11月30日は臨時休館
火、水、木曜日
12月から3月は休館
無料
- JR酒田駅よりるんるんバス5分、日和山公園下車、徒歩約2分
- 庄内空港より車で約25分
- 日本海東北自動車道「酒田中央インターチェンジ」より車で約10分
日和山公園第2駐車場(無料)をご利用ください
旧白崎医院
電話:0234-22-2416